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馬鹿の語源

2019.03.02

馬鹿の語源

 

昔、中国の奏という国に、趙高という人がいまして、宦官という高い地位にありました。

 

ある時、奏国二世皇帝(胡亥)の宮中に、鹿を連れ「珍しい馬が手に入りました」と献上しました。皇帝は「これは鹿ではないのか?」と尋ねました。

 

趙高は自分の権力を試す為、周囲の家臣に「これは馬に相違あるまい?」と聞くと、彼を恐れる家臣達は、馬と答え、彼を恐れぬ気骨のある家臣は鹿と答えました。

 

趙高は後で、鹿と答えた者を全て処刑したという。

 

自分の権力をいいことに、矛盾したことを押し通すような行動を「馬鹿なおこない」と言うようになった。

 

後日、その趙高は、怨みをかう人物によって殺されたそうです。

 

 

最近(2019年2月)、米国、北朝鮮の首脳会談が、ベトナムで開催されました。

 

北朝鮮代表の金正恩氏が、車から降りた立った時、すごい数のボディーガードが周囲を警備している映像が、テレビに流れていましたが、あれだけガードしなければいけないという事は、相当、敵がいるという事の証明であり、趙高さんの二の舞いにならなければ良いがと心配する(?)ところであります。