レントゲン検査は完璧か?
2018.06.28
レントゲン検査は完璧か?
完璧とは言えない。
なぜなら、人間は、じっとしていないからである。体を動かして生活している。
レントゲン診断の場合、静止した状態での診断であり、動作時での診断ではない。
じっとしている時は、何の支障もないが、体を動かそうとすると、痛みを感じる事は、よくある。 この場合、考えられるのは、構造的異常ではなく、機能的異常である。
骨格(脊椎)について言いますと、立った状態で、骨盤の上に腰椎が5個、胸椎が12個、頸椎が7個あり、積み木のように重なっている。この状態(骨格姿勢)を維持しているのが、筋肉、腱、靭帯である。但し、この筋肉、腱、靭帯はレントゲンでは写らない。(レントゲンは骨だけ写す。)
その為、レントゲン上、異常なしでも、機能異常はありえる。
筋肉、腱、等の軟部組織異常の発見に役立つのが、触診である。
術者の指先で、組織の異常を判断する訳であるが、これが、バカにならない。
熟練した治療師であれば、かなりの確率で診断できる。
運動時痛の改善で、推奨したいのが、運動鍼(うんどうしん)療法。
患者さんに、痛い状態(姿勢)を保持してもらう。
そして、痛い部分の中で特に痛いポイントを、患者さん本人の一本の指先で教えて頂く。
そして、その痛い状態(姿勢)で、針を刺すのである。
これが効く。
悪い患部に針が当たると、独特の感覚が術者の手に伝わってきます。(糠に釘のようでは治療効果はないです。)又、患者さんにも、効いている針はわかるようです。
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