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帯状疱疹(ヘルペス)

2018.04.16

帯状疱疹が疑われる場合は、なるべく早く、抗ウィルス薬を服用する必要があります。一日でも早く服用すると、後の経過も良いです。一般的な筋肉や神経の痛みの感覚とは微妙に違い、皮膚がピリピリした感覚を患者さんは訴えます。初期の頃は、単なる神経痛か帯状疱疹か判別しにくい場合もありますが、症状が4~5日過ぎた頃、皮膚に赤いポツポツの斑点が出現しますと、ほぼ帯状疱疹と診断できます。1週間程薬を服用しますと、だんだん治って来て、赤い斑点がカサブタ状になってきます。そのまま痛みも消え治る患者さんは多いのですが、帯状疱疹は治ったと診断されたにもかかわらず、痛みがとれない(帯状疱疹後神経痛)。これがなかなか厄介。病院でも、なかなか手を焼くようです。神経ブロックを試みたり、いろいろやっても効果が出にくい。そういう時、鍼治療が効果を発揮する事があります。治癒後に神経痛が残った場合、一か月を経過していない場合は、かなりよくなりますが、それ以上に経過 たとえば半年一年経過していますと、治りづらくなります。以前一年以上経った方が来院され、三ヶ月程治療しましたが、全く変化なく治療を中止した事がありました。患者さんは期待して通院されていたのに申し訳なかったです。

    伊牟田