日本の「謙譲の美徳」
2018.11.14
日本の「謙譲の美徳」は通用するか?
日本には謙譲の美徳という言葉がありますが、果たして、この哲学?が世界に通用するのか?
来年(2019年)より、外国人に対するビザ発給要件が、大幅に緩和され、外国人の就労者が毎年増えてくるようですが、それぞれの国には、それぞれのルール考え方があります。
日本では、騙された人と、騙す人がいたら、どちらが良いか と質問すると、騙すより騙される方が心が美しく、騙される方が良いと答える日本人が、今の所、多いように感じる。
中国、韓国の人達に、同じ質問をしたら、騙される方が悪い。騙す方が頭がいいわけだし、騙す方が良いに決まっている と答える人が多いようである。(もちろん全員と言っている訳ではありません。)
韓国の慰安婦問題にしても、日本の人達は、黙っていても、世界は、真実を分かってくれると考え、世界に対して日本の意見を発信する事は少なかった。結果、ヘェイク(偽り)ニュース?が一人歩きしてしまい、事実が世界に正しく伝わっていないように感じる。
今回の徴用工問題については、今までの経過反省を鑑み、河野外務大臣 日本政府 は、いち早く、日本の主張を世界に発信している。
世界を相手にした場合、「謙譲の美徳」は意味をなさないという考えでの行動だと思う。
これから、もっともっと、世界がグローバル化され、いろいろな民族が、入り混じって生活する上で、日本人も現実に即した柔軟な思考が必要になりそうである。
ずいぶん昔、米国サンフランシスコに住んだことがあり、ルームメイトが韓国人のカップルでした。
私の英語力が拙く、体調を崩して病院に行った時や、様々な事で助けてもらいました。
しかし、政治の話などになると、それぞれの国の教育を受け、歴史の認識が違い、気まずい雰囲気になりそうなときがありました。その時は、いつも話題をはぐらかしていました「。君子、危うきに近寄らず。」?
いろいろな国の人と付き合っていくのは、面白いけど、たいへんですね。
私の姪っ子がフィンランド人と結婚したのですが、祝辞に「異国の人と生活するのは、同国人と結婚するより何倍も大変と思う。しかし、感激は、それ以上かも知れない。頑張っていっぱいいっぱい幸せをつかんでください。」と書いたのを想い出します。