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同時通訳の難しさ

2018.06.27

 

各国の首脳が、二人で会談した場合、通訳者が、そばにいて、すぐに通訳する。これが、なかなか難しいらしい。

 

日本語の文章の場合、イエスかノーか最後までわからない。

英語の場合、先ず初めに、イエスかノーを述べ、その後、その理由(because

)を述べる。

 

それぞれの言語の背景には、国、民族の歴史文化等の微妙な違いがあり理解するのが、、難しい。

 

昔、佐藤栄作さんが、日本の総理大臣をしていた時、米国大統領のニクソンさんと、ハワイで会談した。

ニクソン大統領は、選挙地盤である繊維業界から、日本への要望を受けていたらしい。

 

そして会談が始まった時、ニクソン大統領が、アメリカ側の要望を佐藤総理に述べた。

佐藤さん「善処します。」と答えた。

通訳者、英語で「OK、了解しました。」と訳したらしい。

ニクソン大統領、ニッコリ「THANK YOU」

 

米国に帰り、「日本がOKした」とニュースでも流れた。

 

日本側では、「OKはしていない。善処します。と言っただけ」

 

これって、全く意味が違いますよね。

 

その後、外交的に、どう処理されたか、わかりませんが。

 

言葉って難しいですね。

 

グローバル化が、どんどん進んでいる現在

 

若い方もしっかり英語勉強しないと、えらい事になりますよ。

頑張ってください