田中角栄さんと言う人物

昔、田中角栄さんと言う総理大臣がいて、その時の外務大臣が大平正芳さんであった。

この二人、とても仲が良かったが、性格、物事の行動基準が対照的であったようだ。

田中角栄さんは、結果について、51％の成功可能性があれば、ゴーサインを出し、すぐに行動を起こすが、大平正芳さんは、先の先まで考え、なかなか腰をあげなかったようだ。

どちらが良い悪いとは言えないが、この二人のタッグマッチで、日中国交を開いたのであるから、お互いの良い面を出した、成功例かも知れない。

田中角栄さんの人間性の魅力を感じさせる話が残っている。

とにかく、陰で他人の悪口を言わなかったみたいである。

しかし、角栄さんも人間である。どのように処理されていたのであろう？

三木武夫さんが、次の総理大臣になった時、角栄さんを牢屋にぶち込んだ。

角栄さん、これには腹を立てたらしい。しかし他人に、三木さんの悪口を、一切言わなかった。

刑務所を出て、ゴルフで球を打つ時、「三木のバカヤロー」と言いながら、球を打っていたらしい。これは陰口には入らないかも？

なかなか、できない事ですが、陰で他人の悪口を言わない方が良いようである。

ここだけの話として、しゃべったことが、回りまわって、違う形になってブーメランとして返って来て、ひどい目に合うかも知れません。　

くわばら！　くわばら！